2011/09/30

MTTRとは

読み方は「エムティーティーアール」。英語表記は「Mean Time To Repair(ミーンタイムトゥーリペア)」の略語。「平均復旧時間」などと訳される。
故障した機器やシステムの復旧にかかる時間の平均値。

コンピュータシステムの復旧にかかる時間の平均。以前はディスクやテープドライブなどの仕様書に記載されていたが、最近ではあまり使われていない。

稼働率は以下のように表すことができる。
MTBF/(MTBF+MTTR)

関連用語:
MTBF
MTTF

2011/09/29

MTTFとは

読み方は「エムティーティーエフ」。英語表記の「Mean Time To Failure(ミーンタイムトゥーフェイリア)」の略語。「平均故障時間」、「平均寿命」などと訳される。
ある機器やシステムの寿命がきて、使用不能になるまでの時間。


関連用語:
MTBF
MTTR

2011/09/28

MTBFとは

読み方は「エムティービーエフ」。英語表記「Mean Time Between Failure(ミーンタイムビトウィーンフェイリア」の略語。「平均故障間隔」などと訳される。

ある機器やシステムの故障から故障までの期間の平均値。正常に稼働している時間を言う。
数値が大きいほど信頼性が高い。以前はディスクやテープドライブなどの仕様書に記載されていたが、最近ではあまり使われていない。

あるHDDのMTBFが「10年」と表記された場合は「10年に一度の間隔」で故障すると考えられる。
同じMTBF 10年のHDD
12台搭載の場合、筐体全体で考えると 10/12年=0.83年に一度故障する
48台搭載の場合、筐体全体で考えると 10/48年=  0.2年に一度故障する
のように表記できるが、
「搭載台数の多い筐体の故障が多い=搭載台数の多い筐体の信頼性が低い」
と言う訳ではない。

稼働率は以下のように表すことができる。
MTBF/(MTBF+MTTR)

関連用語:
MTTF
MTTR

2011/09/27

超並列プロセッサとは

英語表記は「Massively Parallel Processor(マッシブリーパラレルプロセッサ)」。「MMP(エムエムピー)」、「マッシブパラレルプロセッサ」とも表記される。

スーパーコンピュータを構築する方法の1つで、安価なPC1000台以上を並列に繋いで構成する。研究用、学術計算に使用される。

関連用語:
スーパーコンピュータ
HPC

関連ニュース:
スーパーコンピュータ/HPCの最新ニュースをチェック

2011/09/26

GlusterFSとは

読み方は「グラスター エスエフ」。オープンソースの分散ファイルシステムの1つ。
米国 Gluster社(http://www.gluster.com/)が開発した。
名前のGlusterは「GNU+cluster」の造語で、Lusterファイルシステムとは関連がない。

GlusterFS は、InfiniBand RDMA や TCP/IP といった接続方式によって、複数のストレージを並列に使うことができる。72 brontobyte(ブロントバイト=1024 ヨタバイト)まで拡張が可能。

関連用語:
分散ファイルシステム

2011/09/22

オーバーコミットとは

英語表記は「Overcommit」。
仮想化環境でメモリなどのリソースを実際に割当てられるよりも多く仮想化マシンに割り当てること。
リソースをあまり必要としない作業が多発する場合に有効。
リソースは、実際に使われる時点で割当てが行われる。リソースが足りなくなった場合は、OOM Killer(Out Of Memory killer)が作動し、いくつかのプロセスを終了することで、リソースを再度確保する。


関連用語:
サーバの仮想化

2011/09/21

AoEとは

読み方は「エーオーイー」。「ATA over Ethernet(アタオーバーイーサネット)」の略語。「ATAoE」とも表記される
オープンソースの通信プロトコルの1つ。
TCPIP等の上位プロトコルを必要とせず、FC接続よりも経済的なため、低価格のSAN構成に使用される。

2011/09/20

【技術資料】HAファイルサーバーシステムとDRの実用例

CLASTOR2100が実現するクラウド時代のストレージソリューション

CLASTOR2100-WSを使用したHA ファイルサーバーシステムと、そのサーバーシステムの継続的バックアップ、迅速なディザスターリカバリーを行うCLASTOR2100-DP
この2つで構築されるネットワークストレージソリューションを紹介します。

HA ファイルサーバーシステムとディザスターリカバリーーの実用例
http://www.micassoc.co.jp/techdocs/HA_fileserver_DR.html


クラスタシステムのCDPバックアップ構成
はじめに
iconむすび   

全文はこちらからお読みいただけます。
HA ファイルサーバーシステムとディザスターリカバリーーの実用例→ http://www.micassoc.co.jp/techdocs/HA_fileserver_DR.html

2011/09/16

O'Reilly x エンジニア x 料理

誰もが1冊はもっている、O'Reillyでこんな本を見つけました。
「Cooking for Geeks―料理の科学と実践レシピ」
- ギーク、エンジニア、プログラマのために書かれた料理の基本を学ぶ書籍
http://www.oreilly.co.jp/books/9784873115092/

目次を覗くと「4.時間と温度:料理の主要変数」や 「7.ハードウェアで遊ぶ 真空調理法」等と、タイトルも普通の料理本とは異なります。
料理の科学的な仕組みの解説、応用までの基礎、「分子ガストロノミー」といった新しい考え方までを広くカバーしています。
肝心のレシピも100以上と大変充実していますので、「ひとつまみ」や、 「火加減」が分からなくてお料理と距離を置いていた方には、面白い1冊で はないでしょうか。
ただ、自分で自分を「Geek」認定してしまうのには、 ちょっと抵抗がないとはいえませんが...

MICでは月に1度メールマガジンを刊行しています。
ご興味のある方は、こちらのリンクよりお読みいただけます。
http://www.micassoc.co.jp/melmaga/malmga_31.html

2011/09/15

ボリュームとは

英語表記は「Volume」。記憶装置の業界では、ひと塊の記憶領域のこと。
HDDそのままでは、1ボリュームだが、パーティションなどで複数ボリュームとして使用することができる。また、複数のHDDRAIDを構成し、1ボリュームとして使用することもできる。

2011/09/14

フェールセーフとは

英語表記は「Fail Safe」。「フェイルセーフ」とも表記する。
システムの運用中に発生する障害を想定し、障害を予防、またはフェイルオーバーし安定稼働するような設計のこと。

関連用語:
フェールオーバー
フェールバック

フェールバックとは

英語表記は「Failback」。「フェイルバック」とも表記される。
何らかの障害が発生し、フェールオーバー機能が働いている状態から、障害が取り除かれ、通常の運用にもどること。


フェールバック構成例→
http://micassoc.blogspot.com/2010/04/blog-post_21.html

関連用語:
フェールオーバー
フェールセーフ

フェールオーバーとは

英語表記は「Fail Over」。「フェイルオーバー」と表記される場合もある。
冗長化の一つで、システムの一部に障害が発生しても、予備のシステムが処理を引き継ぎ、運用を続行する機能のこと。ハードウエアだけでなく、ソフトウエアにフェールオーバー機能を持たせたものもある。

フェールオーバー構成例→
http://micassoc.blogspot.com/2010/04/blog-post_8585.html

関連用語:
フェールバック
フェールセーフ

2011/09/12

Lusterとは

読み方は「ラスター」。オープンソースの分散ファイルシステムの1つ。
名前は、Linux + Clusters の造語。
開発者のPeter Braam氏が設立したCluster File Systems Inc.がSun Microsystems社に買収され、更に、Sun Microsystems社が2010年Oracle Corporationに買収されたため、現在は、Oracle Corporationが管理、GPLに基づいて配付している。POSIXに準拠している。

http://wiki.lustre.org/ からダウンロードが可能。

HPCクラスタコンピューティング等で使用されるLusterは、複数コントローラをサポートし、ボトルネックが少ないため、I/O性能に優れ、拡張性に富んだストレージを提供することができる。
50,000以上のクライアントを同時にサポートし、個々のクライアントに対し2GB /秒超の転送が可能。(http://www.infoworld.com/d/applications/lustre-file-system-finds-life-post-oracle-422?page=0,1より)容量のサポートは数十PB。
東京大学情報基盤センターHA8000クラスタシステム、IBM、HP、Xyratex等がHPCに利用している。

関連用語:
分散ファイルシステム

関連ニュース:
Luster
Linux

スパコン/HPC
 

2011/09/09

Greenplumとは

読み方は「グリーンプラム」。
ビックデータなどの超大容量データの解析に利用されるリレーショナルデータベースの1つ。シェアードナッシングのオープンソースPostgreSQLを拡張した超並列処理データベース。
開発元であるアメリカ Greenplum社は、2010年7月に買収され現在はEMCがアプライアンス製品等としてを販売、管理をしている。
DWH専用DB「Greenplum」コミュニティ版は以下で無償公開されている。(2011/09現在)http://www.greenplum.com/community/

関連用語:
リレーショナルデータベース
ビックデータ

2011/09/08

リレーショナルデータベースとは

英語表記は「Relational database」。「RDB(アールディービー)」、「関係データベース」とも表記される。データ管理方式の1つ。データ管理方式にはその他に、階層型、ネットワーク型があるが、RDBが最も一般的に使用されている。(例 FileMaker、Oracle Database、Microsoft SQL Server、MySQLなど)
RDBには、IBMのエドガー・F・コッド氏によって発表された理論のに基づいたモデルが使われている。
データは表形式で管理され、それぞれの表は連結(リレーション)することができる。データベース内のデータはSQL(Structured Query Language)言語によって、参照/変更が行われる。

関連用語:
Greenplum

2011/09/02

クライアントとは

英語表記は「Client」。「依頼人」、「客」の意味もからもわかる通り、サービスを依頼する側のこと。
下図の構成図では、ストレージに対して書込みや、読み出しの依頼をするPCがクライアントで、その要求に応えるのがサーバ。
クライアント=利用側、サーバ=提供側であって、ハードウエアによって決まる訳ではない。


2011/09/01

アクティブ/アクティブ(構成)とは

英語表記は「Active/Active」。「アクティブ-アクティブ」、「アクティブ・アクティブ」とも表記される。
複数系統、もしくは複数台用意されたシステム、装置等が全て稼働している構成のこと。
負荷分散や、性能面での利点がある。


micassoc.co.jpからの「アクティブ/アクティブ」抽出

...NASヘッドのアクティブ-アクティブ構成のフェイルオーバーメカニズムを持ったクラスタ型のサーバシステムの場合は、殆どの場合、ネットワーククライアントの負荷に応じて、負荷分散するロードバランシング機能も同時に実現することができます。...

「NAS vs. SANから 統合、融合へ 」より抜粋
http://www.micassoc.co.jp/techdocs/IntegratingNASandSAN.html

関連用語
アクティブ/パッシブ(構成)

アクティブ/パッシブ(構成)とは

英語表記は「Active/Passive」。
複数台、もしくは複数系統用意されたシステムで稼働しているシステムと、フェイルオーバー用に待機しているシステムがある構成のこと。

下図では、サーバが2台のアクティブ/パッシブ クラスタ構成で、サーバ1が稼働系、サーバ2がスタンバイ系。サーバ障害発生時には、サーバ2がフェイルオーバーし作業を引き継ぐ。





関連用語:
アクティブ/アクティブ(構成)

 
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