2010/04/09

フェイルオーバーとは

英語表記は「Fail Over」。「フェールオーバー」と表記される場合もある。
冗長化の一つで、システムの一部に障害が発生しても、予備のシステムが処理を引き継ぎ、運用を続行する機能のこと。ハードウエアだけでなく、ソフトウエアにフェイルオーバー機能を持たせたものもある。

例:高速SANファイル共有ソフト「metaSAN」のフェイルオーバ機能
metaSANは、SANの共有ボリュームを管理し、共有ボリューム内のファイルに対する排他制御を行う“メタデータコントローラ” を基本構造にしています。メンバー内の1台のコンピュータがメタデータコントローラとなり、SANボリュームに対するアクセスの管理をおこないます。
・メタデータマスター フェイルオーバー
メタデータコントローラに障害が発生した場合、metaSAN は同一OSのコンピュータの中から、自動的に新しいコントローラを選び出し、 メタデータマスターの役割を引き継ぎます。(下図、緑点線)

・SAN to LAN フェイルオーバー
SAN のファイバチャネルに障害が発生し、SAN 共有ボリュームがコンピュータから見えない場合、 metaSAN は自動的にファイバチャネルから、 Ethernetにデータ経路をリダイレクトさせ、引き続きの作業が可能となります。(下図、青点線)



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