2010/07/23

マッピングとは

英語表記は「Mapping」で「地図作成」という意味があることから、データの道筋を設定すること。
例えば、複数のコンピュータにRAIDFC接続する場合、RAIDで構成したLUN(論理ボリューム)をコントローラホストポートからサーバHBAまで、データ経路をマッピングして決める。
設定により、特定のクライアントにボリュームを見せない事や複数の論理ドライブを複数の経路に指定の上で割り振る事で、負荷分散を図ることが可能となる。


LUNとホストが全て割り当てられた状態からデータの道筋を隠すのがマスキング
LUNマッピングは、LUNとホストがなにも割り当てられていない状態から、必要なところだけ割当てをおこなう。
得られる結果は同じだが、マスキングはホストの数が増えるとマスクする数も増える分作業が煩雑になるといえる。 
マスキングか、マッピングかの選択肢はストレージメーカーに依存する。

マスキングとマッピングの違いまとめ】
マスキング:全ての経路を許可した上で使用する経路以外を禁止する。
マッピング:全ての経路を禁止した上で使用する経路を選択許可する。


XRS RAID ストレージシステムは、エンベットされているストレージ管理ソフトウエア「StorView」がLUNマッピングをサポートしている。RAIDの設定に不可欠だが、煩雑な作業になりがちなマッピングを XRS RAIDストレージに標準搭載されているStorViewを使用することで簡単に行うことができる。


上図はStorViewのマッピングGUI

micassoc.co.jpからの「マッピング」抽出

...SANマッピングは一つのホストだけでなく、SANに接続する総てのホストポート番号を表示しますので、「どのLUをどのコントローラのポートを介して、どのホストHBAのポートに接続するか」ということを簡単に設定することができます。...


関連用語:
LUN
LUN マスキング


 
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