英語表記は「Split Mirror」。複製(コピー)作成方法の1つ。
RAIDコントローラによってミラーリングされているボリュームを切り離し、その時点でのデータコピーを保持すること。コピー後に再度ボリュームをミラーリングし、データの整合性を確保する。
オリジナルのボリュームと同じだけ容量が必要で、世代管理が必要な場合ではボトルネックとなる。
→micassoc.co.jpからの「スプリットミラー」抽出
スプリットミラースナップショットの長所と短所
スプリットミラースナップショットは、他のスナップショットより高速に、しかも実ボリューム上にスナップショットイメージを固定することができます。また、切り離した後は別ストレージになるので、スナップショット中の性能低下がありません。
その反面、ミラーリングしていることによって常時オーバーヘッドが発生し、性能が低下します。さらに、スナップショットからミラーに戻すときの同期処理中の更新処理は性能の低下が顕著になるでしょう。また、最初から倍以上のストレージが必要になるため、コスト効率は悪くなります。
また、この方法はミラーリング(RAID1)あるいはリプリケーションに対応しているハードウェア、ソフトウェアなら何でも対応できそうに思えますが、実際には切り離したスナップショット側を正常に認識させることが困難な場合があるので、実運用には注意が必要になります。
技術資料 「スナップショットとVSS」より抜粋
→http://www.micassoc.co.jp/techdocs/SnapshotandVSS.html
関連用語:
Copy On Write(COW)
Snapshot
VSS
2011/12/08
スプリットミラーとは
10:25
MIC Associates