英語表記は「Snapshot」。
ある瞬間のファイルシステムイメージのこと。仮想的な複製を作成する技術でデータのバックアップ取得方法の1つとして利用される。ハードウエアの稼働中、停止中に関わらずスナップ(イメージ)をとることができる。
スナップショットとは、ポインタ情報(メモリ空間のアドレスを数値として保持すること)の取得であるため、対称データの大きさに関わらず高速でイメージを作成することができ、スナップショットそのもののデータ量も小さくて済む。
イメージの取得方法には、「コピーオンライト」、「スプリットミラー」の2つの方式がある。
Windows Windows Server 2003以降にはVSSというスナップショット機能が搭載されている。UNIX系システムにはLVMを備え、スナップショットを利用できるものがある。
→micassoc.co.jpからの「スナップショット」抽出
スナップショットは、ここまで述べてきたバックアップの問題点を解決するキーテクノロジーのひとつです。スナップショットを実行すると、極めて短い時間でその時点でのデータイメージを残すことができるので、オンライン業務を中断することなく(あるいは非常に短時間の中断で)、整合性のあるバックアップをとることが可能になります。スナップショットは、実行の主体がソフトウェアかハードウェアか、また実現する手法においていくつかの種類があり、それぞれに長所と短所があります。
- COW(Copy On Write)スナップショットの仕組み
- COWスナップショットの長所と短所
- スナップショットクローニングの仕組み
- スナップショットクローニングの長所と短所
- スプリットミラースナップショットの仕組み
- スプリットミラースナップショットの長所と短所 ...
技術資料「スナップショットとVSS」より抜粋
→http://www.micassoc.co.jp/techdocs/SnapshotandVSS.html
関連用語:
VSS
Copy On Write(コピーオンライト)
LVM