読み方は「アイピーサン」。「Internet Protocol Storage Area Network」の略語。
ストレージ、サーバー間の接続にIPを利用する方法をいう。
iSCSI、 iFCP、FCIPの3つのプロトコルを用いて構築することができる。
このプロトコルは、2003年、SNIAのIPストレージフォーラムが、インターネット技術の標準化組織IETF(Internet Engineering Task Force) が標準化したものを承認し、仕様としている。
仮想化されたネットワーク環境が必須の仮想化サーバーには、IP-SANが向いている。また導入にあたっても、IP環境に親しんだ技術者が多く、管理・運用の敷居が低い。長距離間接続にもメリットがある。
2003年頃は、「Poor man’s SAN」( FCを使った接続方法に比べ、通常のネットワークで使われるアダプタやスイッチが使用でき、導入コストが押えられるため )などと呼ばれていたが、現在では10GbE が広まり、IP-SAN でも FCを使ったSANととそれほど変わらない性能で構築できるようになった。反面コストもFC と同等となり、経済的なメリットは薄れている。
→micassoc.co.jpからの「IP-SAN」抽出
...IP-SAN ストレージ
既存のネットワークインフラを使用し、大容量ストレージをiSCSI ターゲットデバイスとしてネットワーク上のサーバーにストレージ資源を提供します。CLASTOR2100-LXはネットワークを介して、 CLASTOR2100-MS等のSANファイル共有システム、CLASTOR2100-WS、CLASTOR2100-DPにストレージ資源を提供します。...
【iSCSI ストレージアプライアンス CLASTOR2100-LX】より
→ http://www.micassoc.co.jp/clastor2100/clastor2100-lx.html
関連用語:
iSCSI
ファイバチャネル
GbE
iFCP
FCIP
2011/06/28
IP-SANとは
10:09
MIC Associates