英語表記は「Sequential Access」、意味は「順次アクセス」。記録媒体に書込み、または、読出しをする際の方法の1つ。
記録媒体に書込みをする際、データを先頭から順番に記録し、読出す場合も、先頭から順番に読出していく方法をシーケンシャルアクセスという。またそのような方式のファイルをシーケンシャルファイルという。
磁気テープは、連続して書込み、読出しを行うシーケンシャルアクセスの分かりやすい例だと言える。
シーケンシャルアクセスに対し、連続せず、ランダムにデータにアクセスする方法をランダムアクセス という。
HDDは、フォーマットしたまっさらの状態に書き込みをしていくと、シーケンシャルな書き込みが行われるが、書き込み、消去の作業が繰り返されるうちに、領域が分断化されてしまいランダムアクセスせざるを得ない状態となる。
ストレージのアクセス性能を評価する為に、シーケンシャルI/O性能(=シーケンシャル リード/ライト)の測定値が用いられることがある。
HDDにおいて、 ヘッドを物理的に移動する必要が多発するランダムI/O 性能は、シーケンシャルI/O 性能より性能が劣る傾向があるが、SSDにはその差がないと言われている。
「HDD 使用による 500MB/s 級、 1000MB/s(1GB/s)級 ストレージサーバ 〜メモリディスクとの共存を考えた、HDDによる高スループット構成の実現〜」をご参照ください。
http://www.micassoc.co.jp/techdocs/WP-1GBpsStorage-win1.00.html
関連:
シーケンシャルファイル
シーケンシャルリード
シーケンシャルライト
シー ケンシャルアクセス
ランダムアクセス
ラ ンダムアクセスファイル
2010/02/19
シーケンシャルアクセスとは
17:43
MIC Associates